はだし教育新聞記事
小中学校におけるはだし教育に関する新聞記事から、その実践内容が分かる部分を収録したものになります。黄文字部分は見出しからの、白文字部分は本文からの引用です。
1977年(昭和52年)
----1977年9月3日 朝日新聞(山口)
櫛浜小学校(山口県徳山市)
まず第一に駆け足。二時限目が終わると、全員はだしでグラウンドに集合。学年別に四級から一級まで設けられたコースを体力に応じて走り"昇級"を目指す。
1978年(昭和53年)
----1978年9月8日 朝日新聞(山口)
広瀬小学校(山口県錦町)
三年前から「太陽と遊ぼう」をテーマに、休み時間を利用して上半身はだかになっての体操、薄着の励行やはだしになる運動などをすすめた。いまでは、冬でも半そで、半ズボン、はだしの子が目立ち、かぜをひく子も減った。
1980年(昭和55年)
----1980年9月26日 読売新聞(富山)
杉原小学校(富山県八尾町)
広いグラウンドを素足で走らせ、土に親しませようと、八尾町杉原小は、二学期からはだしの体育授業を始めた。
----1980年9月27日 朝日新聞(富山)
宮田小学校(富山県氷見市)
【運動ぐつ・上ばきは追放】
昨年五月からはへん平足解消のため運動ぐつ、上ばきを追放、はだしで通している。
----1980年10月30日 朝日新聞(熊本)
碩台小学校(熊本県熊本市)
今では珍しくなくなったが、四月から十一月までの間、登校したら裸足。義務づけてはいない年間半そで、裸足の子も全体の一五%はいるという。
1981年(昭和56年)
----1981年8月26日 朝日新聞(山口)
麻郷小学校(山口県田布施町)
【素足で校庭走る】
午前七時四十五分から八時十分までの「トレーニングタイム」。二、三校時の間に「健康タイム」二十五分間。「トレーニングタイム」も「健康タイム」も先生たちがいっしょに参加、子どもたちは素足だ。
----1981年8月27日 朝日新聞(山口)
平田小学校(山口県岩国市)
体育の時間は全員が素足。
----1981年9月29日 朝日新聞(広島)
幟町小学校(広島県広島市)
【はだしで3分かけ足】
幟町小の子どもたちは、校庭の土をけって力強く走る。みんながはだしだ。「三分間かけ足をはだしで…」は、二、三年来の課題だった。まず去年の春、児童にソックスをぬぐよう呼びかけ、父母にもはだしの良さを説いてきた。最初、戸惑い気味だった子どもたちもすぐに慣れ、冬の間もはだしで通した子もいた。
----1981年11月3日 朝日新聞
戸出西部小学校(富山県高岡市)
【毎日素足で校庭に】
同校の自慢は昼の全校活動。毎日昼休みの後、全員が素足で校庭に飛び出す。軽快な音楽に合わせて目の運動をし、柔軟体操、ボール運動、アスレチックなどを組み合わせた独特の運動で、二十分間みっちり汗を流す。
1982年(昭和57年)
----1982年9月30日 朝日新聞(広島)
佐方小学校(広島県廿日市町)
子どもたちは、年間を通して、半そで、短パンの体操着で過ごす。校庭へは素足で出る。
----1982年10月29日 朝日新聞(熊本)
月出小学校(熊本県熊本市)
【素足教育 すっかり定着】現在市内のほとんどの小学校で実施している素足教育もすっかり定着している。教室での授業を始め、体育、昼休みの遊びの時間も学童たちは素足で校庭を駆け回る。
1983年(昭和58年)
----1983年2月28日 読売新聞(山口)
埴生小学校(山口県山陽町)
【「はだし運動」大きな成果 へん平足が治った】
山陽町の埴生小学校は全校児童を対象にはだし運動を展開、へん平足矯正に大きな成果をあげている。「心身ともにたくましい防長っ子を」と運動を始めたのは五十六年九月。毎朝八時十分から約十分間、男子と低学年女子は上半身はだか、高学年女子は丸首姿で校庭を走っている。四月から十月までは全員はだし、年中はだしで走る児童もいる。
----1983年5月31日 読売新聞(山口)
三井小学校(山口県光市)
【はだし運動 光 三井小でもあすスタート】
光市の三井小学校は、六月から「はだし運動」を始める。この運動は、全児童が校庭でも教室でも靴を履かない。へん平足を治すのと健康のためで、十一月末まで。市内では周防、浅江小に続いて三番目。
----1983年8月18日 朝日新聞(石川)
土田小学校(石川県志賀町)
二十分間の「土(土田)っ子体育」では全校児童二百五十七人が素足になり、それぞれの遊具で肩を組んで楽しむ。教室の入り口には、足裏を鍛えるための踏み竹もある。
----1983年8月28日 朝日新聞(鹿児島)
照島小学校(鹿児島県串木野市)
【裸、はだし体力作り】
照島小がことし五月から始めたのは「はだか・はだし運動」。登校したら全員はだしになって教室へ。始業前十分間は、はだしのまま運動場に出て全員ランニングをする。六年生●●路子さん(一一)は「最初は足の裏が痛かったけど、もう慣れた。教室で授業中もはだしでいるのは涼しくて、気持ちがいい」という。
----1983年9月10日 朝日新聞(香川)
志度小学校(香川県志度町)
【独特のマットで足鍛錬】
校内に入ると、校舎一階の廊下に敷かれた小突起のある「健康マット」と、その上をはだしで歩く子供たちが目につく。「過保護で体が弱くなっている。肥満気味の子も多い。なんとかして鍛えよう」と五十七年度から、はだし教育を採り入れたが、雨で廊下がぬれると滑りやすく、PTAの協力で長さ約百六十メートルのマットを購入して敷き詰めた。
----1983年9月28日 朝日新聞(広島)
湯来西小学校(広島県湯来町)
【成果招く「三は運動」】
「三は運動」は、はしる、はだか、はだしの頭文字をとった。流感で学級閉鎖や学校閉鎖した苦い経験を反省し、六年前から始めた。冬でも半そで、半パンツ姿で登下校し、十二月から二月の厳冬期以外は、授業中もはだし。
----1983年9月30日 朝日新聞(広島)
能登原小学校(広島県沼隈町)
校内では、全員がはだし。足裏を強くし、自然に返ろうというわけ。渡り廊下には割り竹。
----1983年10月5日 朝日新聞(広島)
東西条小学校(広島県東広島市)
始業前、昼休み、放課後、それぞれがグラウンドや校舎周辺でひたすら京都までの距離をめざして走る。今春からは土踏まずを形成させようと、はだしにするなど工夫も怠らない。
----1983年10月7日 朝日新聞(広島)
真亀小学校(広島県広島市)
二時間目が終わると「健康タイム」の音楽が校舎に鳴り響く。それを合図に上半身はだかにはだしの子どもたちが校庭へとび出す。「真亀体操」に合わせて体をほぐし、夏はかけ足、冬は縄とびに汗を流す。
----1983年10月8日 朝日新聞(広島)
佐方小学校(広島県廿日市町)
薄着、素足を奨励しており、子どもたちがはだしで跳びまわる校庭のすみには、プールのような大きさの足洗い場がある。
----1983年10月14日 朝日新聞(福岡)
天神山小学校(福岡県春日市)
天神山小では「たくましく元気な子供」をスローガンに、児童は年間を通してはだし。四年生以上の女子を除く全児童が上半身裸(冬場は薄着)になり、毎朝音楽に合わせて校庭を急歩したあと、乾布摩擦、独自の天神山体操をする。さらに、中間休みの「はだし、裸」の天神山体操、昼休みや放課後の運動遊びなど一日の運動は百分間。
----1983年10月27日 朝日新聞(石川)
上熊野小学校(石川県志賀町)
この朝も、校舎のあちこちで、歓声が飛び交い、子どもたちが校庭に飛び出してきた。みんなはだし、上半身裸(三年生以上の女子は半そでシャツ)。「ファイト」「ファイト」。恒例の朝のマラソン。
----1983年11月2日 朝日新聞(熊本)
桜井小学校(熊本県植木町)
冷え込みが厳しくなって吐く息も白い朝、運動場では半そで、短パンツ、はだしの児童たちが、なわとびやかけっこに歓声をあげていた。五十六年からは「はだし」運動を取り入れた。冷水まさつに似た効果があるようだ。十一月末までは、半そでに短パンツ。
----1983年11月3日 朝日新聞
古関小学校(山梨県下部町)
【はだし教育三年】
四月から半年間、はだしで過ごす。「はだし教育」は今年でちょうど三年。当初、土踏まずのないへん平足の子が半数を超えていたのに、この十月、足裏の測定をしたところ、三分の一にまで減った。今年は運動会も全員がはだしで走った。
1984年(昭和59年)
----1984年1月19日 神奈川新聞
相和小学校(神奈川県大井町)
【はだしで健康増進 学校生活すべて素足】
「はだしの学校」は子供たちの足を鍛え、体力と健康の増進を狙ったもの。五十七年四月、校舎と校庭の整備が完了したのを機に始めた。当初は体育の時間だけに限って、子供たちにはだし生活を呼び掛けた。今年度はさらに、体育に限らずすべての学校生活をはだしで行う運動を進めた。
----1984年2月14日 朝日新聞(山口)
興進小学校(山口県山口市)
【毎朝10分、はだしで走る】
はだしの生活の一日は、朝のランニングで始まる。午前八時十五分に先生も児童もグラウンドへ。軽快な音楽に合わせて十分間、トラックを走り回る。寒波続きの今冬は運動靴をはいてのランニングもよいことになったが、依然、はだしで頑張る子も。
----1984年4月28日 読売新聞(山口)
相浦小学校(山口県柳井市)
毎朝、始業前に行う学校裏の加茂神社の石段登りも、何事にも最後までやりぬくたくましさを養うのが目的。子供たちは百三十段を素足で駆け登る。
----1984年7月6日 朝日新聞(大分)
大山小学校(大分県大山町)
【毎朝はだしでマラソン】
機敏な動作を身につけられるよう毎朝、はだしでのマラソンやアスレチックスに取り組んでいる。
----1984年8月23日 朝日新聞(石川)
鵜川小学校(石川県能都町)
【園児の時からハダシ】
教室でもグラウンドでもはだしで通す。地元の保育所もはだし保育をしており、期せずして一貫教育になっている。朝登校すると「能登半島一周マラソン」が待っている。一周百五十メートルの校庭をはだしで走り、教室の地図に走った距離を記入していく。校庭の一角にま新しいフィールドアスレチックの施設がある。はだしの子が、丸太をよじ登り、橋を渡る。
----1984年8月25日 朝日新聞(石川)
土田小学校(石川県志賀町)
【素足で「土っ子体育」】
同校の自慢は「土(土田)っ子体育」。土曜日を除いて三時限前の二十分間、全員が素足で校庭に飛び出し、クモの巣ネットなど遊具を使って汗を流すものだ。
----1984年9月13日 朝日新聞(長崎)
横尾小学校(長崎県長崎市)
午前八時五分までに全員が登校。四年生以上の女子を除いて短パンだけのはだか、はだし姿で運動場の飛び出して音楽に合わせて一周二百メートルのトラックを走る。この「走れ走れ運動」の十五分間は、●●校長を始め先生たちも「おはよう」とあいさつしながら一緒に走る。はだかはだしの健康づくりは五十二年春の開校以来の取り組み。
----1984年9月21日 朝日新聞(広島)
東西条小学校(広島県東広島市)
【多彩な業間体育 はだしで全員が汗】
朝十時十五分、業間体育が始まる。グラウンドに全校生五百八十四人。全員がはだしになって約十分間、汗を流す。業間体育のメニューはほかに「はだしで走ろう京都まで」と名付けた校舎周辺マラソンなどがあり、学期や曜日ごとに各学年で組み替えている。
----1984年9月22日 朝日新聞(山口)
深須小学校(山口県錦町)
毎日、十時十分になると、全児童が素足で校庭に集合し、ジョギングのあと、校庭の端に敷きつめた「小石の道」を走ったり歩いたり。足の裏を刺激すると内臓器官を刺激するだけでなく、へん平足も直る効果があるという。
----1984年9月23日 朝日新聞(山口)
埴生小学校(山口県山陽町)
児童は毎日登校すると裸、はだしになって一周百メートルの運動場や校庭の周囲を体力に合わせて走る。足腰や心臓を鍛え、持久力を養うための「早朝マラソン」。
----1984年9月26日 朝日新聞(鹿児島)
照島小学校(鹿児島県串木野市)
【裸、素足の運動 へん平足児減る】
昨年から全校一斉の皮膚鍛錬「はだし、はだか運動」に取り組んでいる。登校後は全員はだしになって教室へ。始業前の午前七時五十分から十分間、全員はだしでグラウンドをかける。男子は全員、女子は二年生までが上半身はだか。学校にいる間、はだしのため、へん平足の子どもが大幅に減った。
----1984年9月30日 朝日新聞(高知)
黒岩小学校(高知県越知町)
【土の上 裸足で歩けば… べた足が治った!】
「土の上を裸足で歩くのは体に良いのでは」と、昨年五月に始めた。給食、昼休みに続いて午後一時二十分から五分間を「はだしタイム」と決め、スピーカーから流れる軽快な音楽に合わせて一周八十メートルほどの小さな校庭を歩く。
----1984年11月3日 朝日新聞
佐良土小学校(栃木県湯津上村)
【素足で走り跳ぶ「健康タイム」】
四校後と、給食時までの間を「健康タイム」と名付けて、全児童が素足で校庭に駆け出し、リレーや縄跳び、マラソンなどで競い合う。
----1984年11月3日 朝日新聞
築羽小学校(愛知県旭町)
五十二年から校内でのはだしの生活、五十三年から乾布摩擦も始めた。
----1984年12月19日 神奈川新聞
磯野台小学校(神奈川県相模原市)
【はだし】
磯野台小学校では、体力作りとしてはだしでマラソン・竹馬・三角馬をやっています。春夏秋冬の季節ともはだしマラソンは続けられています。
1985年(昭和60年)
----1985年2月6日 神奈川新聞
岩小学校(神奈川県真鶴町)
私たち岩小学校は、火・木・土と朝のマラソンをしています。みんな、はだしで、半そで、はだかでがんばっています。
----1985年3月10日 朝日新聞(山口)
下松小学校(山口県下松市)
【真冬も素足で頑張った】
健康づくりのひとつとして全校あげて素足運動を進めている下松市の下松小学校は九日、この一年間、上履きや靴下を履かずに通した児童二百四十七人に「す足がんばり賞」を贈った。同校ではこれまで六月から十月まで夏服の時期は全児童が校内では素足という決まりがあった。今年は、十一月からは児童の自由意志で続けてもいいことにした。
----1985年3月13日 神奈川新聞
相和小学校(神奈川県大井町)
【はだしの体育】
体育の時間や体育朝会のとき、一年生から六年生まで、はだしでやっています。運動会は、はだしの運動会です。リレーなど全員がはだしで力いっぱい走っています。
----1985年8月29日 朝日新聞(石川)
東陵小学校(石川県小松市)
【「土踏まず」鍛える 地についた はだし生活】
五月、新一年生を迎えて間もない学校は、ひときわにぎやかになる。校内での「はだし生活」が始まるからだ。校舎内でも校庭でも全員が素足。「土踏まずの発達した大きな足が健康を支える」の信念のもとに、六年前から「はだし生活」を始めた。冬季の三学期だけは、ソックス、靴の使用を認めているが、三分の一の児童は雪の日でもはだしのままだという。
----1985年9月11日 朝日新聞(広島)
長江小学校(広島県尾道市)
同校は、冬でも素足にげた通学や運動場では裸足を奨励するなど、これまでもユニークな試みを取り入れてきた。
----1985年11月3日 朝日新聞(鹿児島)
松原小学校(鹿児島県頴娃町)
【青竹歩きや素足で体操】
自慢の健康づくりの秘密は青竹。●●校長の発案で、三年前から渡り廊下に二つ割りの竹を並べ、素足で歩くこと。体育授業も一年中はだしで、足から健康づくりを始めている。
1986年(昭和61年)
----1986年5月24日 朝日新聞
山田北小学校(岩手県山田町)
【はだしの学校】
三陸の海辺、岩手県山田町の山田北小は「はだしの学校」だ。二年前から扁平足をなくそうと、学校ぐるみのはだし運動をやっている。昨年、校庭にセメントを練って足洗い場を作った。そこから玄関までは丸竹スノコを敷いた通路。先生と子供たちの手づくりだ。足を洗ったあと丸竹を踏んで教室へ。足の裏を刺激するように工夫されている。
----1986年7月2日 読売新聞(富山)
倉垣小学校(富山県富山市)
【"はだし教育"で総理大臣表彰】
登下校以外の学校生活はすべて「はだし」で過ごしている。
----1986年8月24日 朝日新聞(石川)
土田小学校(石川県志賀町)
二限目と三限目の二十分間と遊び時間、全員が素足で校庭に飛び出し、クモの巣ネット、ハイジャンプボールなどの遊具を使って汗を流す。教室の入り口には、足の裏を鍛えるための踏み竹もある。
----1986年9月3日 朝日新聞(石川)
稚松小学校(石川県小松市)
【はだし運動続ける】
同校では、今年で三年目になった「はだし運動」が続けられている。四月から十月末まで、子どもたちは校内で裸足で生活するのだ。
----1986年8月27日 朝日新聞(石川)
西部小学校(石川県珠洲市)
冬を除いて子供らは校内ではずっと裸足。
----1986年10月2日 朝日新聞(香川)
山田小学校(香川県綾上町)
【朝、全員裸足で体操 竹を踏み へん平足減る】
毎日午前八時十分の児童朝会になると必ず水前寺清子の「三百六十五歩のマーチ」が運動場に広がる。全員、裸足で「山田っ子体操」。運動場を素足でかけ回る裸足教育は十三年目。
1987年(昭和62年)
----1987年8月28日 朝日新聞(石川)
金津小学校(石川県宇ノ気町)
【素足で走り回る】
「心身ともにたくましい子」という新たな目標を掲げ、七月から始めたのが素足健康法だ。朝、登校してから下校するまで、トイレに行く時を除いて生徒全員がハダシで通す。教室内ではもちろん、体育の授業ではハダシで校庭を走り回る。さらに、最近力を入れているのが青竹踏み。校内の二カ所に長い青竹を置き、ひまがあれば踏みつけ、足の裏を刺激するよう指導している。
----1987年9月1日 朝日新聞(石川)
稚松小学校(石川県小松市)
「竹ふみ運動」も、ことし採り入れた。体育の授業も、遊びの時間も、グラウンドに出る子どもたちは、全員がはだしになる「はだし運動」は同校の長年の伝統だが、これに加えて、校舎の出入り口に青竹を二つに割ってかぶせた「竹ふみ場」をつくり、足の裏の運動で、「土踏まず」の発達を促すのが目的。
----1987年9月2日 朝日新聞(石川)
白峰小学校(石川県白峰村)
校舎内では全員素足。最初は「足が痛い」と嫌がっていた女子児童もいたが、足の裏のひんやりとした感触が受けてか、今では校舎内から「ペッタン、ペッタン」と涼しそうな音。冬の期間を除く六月から十月までを素足で過ごす。
----1987年9月9日 朝日新聞(石川)
大徳小学校(石川県金沢市)
【冬季を除きはだし】
児童は登校すると全員が靴下まで脱いではだしになる。あとは下校まで一日中、教室、廊下、運動場とどこでもはだしでペタペタ。何の違和感もなく自然にはだしを楽しんでいる。「はだし運動」は五月から十月までで冬季は避けている。問題になった「けが」に対しては、月一回、全校児童が校内のゴミやガラス片、石ころなどの危険物をそうじすることで解決した。
----1987年9月11日 朝日新聞(石川)
鞍月小学校(石川県金沢市)
去年五月からは「全校はだし運動」を始めた。登校してきた子どもたちは、みんな靴下を脱いではだしになり一日をすごす。はだしでいることが解放感を伴うのか、子どもたちの表情が生き生きしてきた。
1989年(平成元年)
----1989年9月10日 読売新聞(山口)
名田島小学校(山口県山口市)
山口市の名田島小ではへん平足をなくそうと五年前から「はだしの生活」に取り組んでいる。五月から十一月まで、学校生活のすべてをはだしで行う試みで、新一年生十八人も今月から素足で過ごしている。児童たちは登下校の時も素足で靴を履き、グラウンドに出たあとは足洗い場などに置かれた半分に割った竹の束を踏んで元気いっぱい。
----1989年9月15日 朝日新聞(山口)
向山小学校(山口県下関市)
向山小は、裸足の教育を実施中。同小教諭が発明したへん平足測定器で、へん平足の児童をチェックする。年間を通して裸足で過ごすうえ、校舎の渡り廊下には、青竹踏みのコーナーも設けている。
1990年(平成2年)
----1990年8月10日 朝日新聞(富山)(
八人町小学校(富山県富山市)
朝、登校した児童たちは、まず靴を脱ぎ、裸足で校庭を回る。児童たちは校庭でも校舎内でもいつも裸足。
----1990年12月9日 朝日新聞(茨城)
瓜連小学校(茨城県瓜連町)
【学校にいる全時間 全校児童がはだし】
瓜連小学校は、五年前から「はだしの教育」。全校児童は四月から十月まで、学校にいる全時間をはだしで過ごす。足のけがなどをしている児童以外は全員がはだし。一年間はだしを通した児童を表彰し、昨年度は約三十六人が表彰状を手にした。
1991年(平成3年)
----1991年8月12日 朝日新聞(岐阜)
小野小学校(岐阜県大垣市)
【開放性培う裸足教育 へん平足解消に一役】
全校児童七百八十二人。校舎内、運動場で全員「裸足」ですごすのが特徴だ。一九八八年、市教育委員会の体力づくり校に指定された。以来、裸足教育に取り組んでいる。
----1991年10月20日 朝日新聞(奈良)
国栖小学校(奈良県吉野町)
国栖小学校では、約二十年前から「おはようかけ足」運動い取り組み、全児童が始業前に五分間ランニングをしている。このかけ足は八年前から、はだしになった。。
1992年(平成4年)
----1992年6月14日 朝日新聞(山口)
名田島小学校(山口県山口市)
【裸足で土ふまずつくる】
同校は、PTAから「健康のために子供を裸足にしてほしい」との要望があったのをきっかけに。一九八五年から児童の足型取りを始めた。板張りの廊下をタイルに変えるなどして児童には裸足の生活をさせ、五月一日から十一月三十日までを実施期間とし、危険な場合を除いては体育も裸足で行うようにした。
1993年(平成5年)
----1993年8月31日 朝日新聞(京都)
菟道小学校(京都府宇治市)
菟道小学校は、五月から十月まで、児童全員がはだしで体育の授業を受ける。足の裏を刺激することで、自律神経の動きを良くしようというのが狙い。
----1993年10月30日 朝日新聞
松野南小学校(愛媛県松野町)
【はだしで走る】
「業間マラソン」は全員がはだしになって約十分間、運動場を走る。男子は上半身も裸だ。
1995年(平成7年)
----1995年2月16日 朝日新聞(奈良)
川上東小学校(奈良県川上村)
毎朝始業前の午前八時十分からの十五分間、子どもたちは走り、乾布摩擦をする。四月から十月までは全員裸足。男子や下級生の女子は上半身も裸になる。
----1995年11月3日 朝日新聞(広島)
筒瀬小学校(広島県広島市)
筒瀬小学校では、児童と教職員が年間を通してはだしで過ごしている。
1997年(平成9年)
----1997年6月10日 朝日新聞(鳥取)
加茂小学校(鳥取県米子市)
【「はだし運動」で丈夫な体作ろう】
校内を素足で歩き丈夫な体を作ろうと、加茂小学校で九日、「はだし運動」が始まり、児童五百二十四人がはだしになって学校生活を過ごした。「はだし運動」は同校が二十年以上続けている活動で、児童は九月半ばまでの登校日、素足で授業を受けたり掃除をしたり校庭で遊んだりする。
2005年(平成17年)
----2005年5月26日 朝日新聞
関辺小学校(福島県白河市)
【白河・関辺小 はだし教育二十数年】
ぺたぺたぺた。教室内でも校庭でも、児童がはだしで過ごす小学校がある。白河市立関辺小(児童数142人)。はだし教育を実践して二十数年、土踏まずやバランス力が発達するため、一輪車乗りや逆立ちを得意にする「たくましい」子どもたちが目立つ。
2006年(平成18年)
----2006年7月28日 読売新聞
御笠の森小学校(福岡県大野城市)
【はだし続け 元気に 土踏まず発達】
同校の「はだし教育」は、開校時に、特色ある学校にしようと、「健康づくり」を教育方針に掲げたことから始まった。全校児童が冬場を除く4月から10月までの7か月間、登校して下校するまで、校内では靴や上履きを履かず、はだしになる。
2008年(平成20年)
----2008年5月14日 朝日新聞(石川)
粟崎小学校(石川県金沢市)
【はだし運動 今年も】
金沢市粟崎町の市立粟崎小で、今年も「はだし運動」が始まった。登校してから下校まで、子どもたちは裸足で過ごす。30年近く続く同校の伝統で、「気持ちいい」と、子どもたちも楽しんでいる。「はだし運動」は、同校で5月から7月まで実施されている。
----2008年6月1日 読売新聞(埼玉)
青鳥小学校(埼玉県東松山市)
【すあし川 裸足の教育 実践の場】
1982年の開校当初から「裸足の教育」がモットー。当時の校長が打ち出した教育方針で、今も毎年5~10月は授業中も休み時間も素足で過ごす。
2014年(平成26年)
----2014年5月23日 読売新聞(栃木)
三好小学校(栃木県佐野市)
【「はだし教育」 心身に効果】
近くの旧野上小との合併を機に、昨年度から、校内では靴や靴下をはかない「はだし教育」が行われている。児童たちは、5月から10月の間、校内をはだしで過ごしている。
2019年(平成31年)
----2019年4月5日 朝日新聞
笠原小学校(埼玉県宮代町)
【はだしで鍛える体力知力】
宮代町立笠原小は1981年の開校以来、ユニークな「はだし教育」を続けてきた。はだしでも安全に過ごせるように設計・整備された校舎や中庭には、冬でも靴や靴下を脱いで駆け回る児童たちの歓声が響く。はだしの期間は4~11月で、それ以外の寒い時期は児童に任せています。上履きでもよいのですが、上級生を中心に「通年はだし」が多い。
2023年8月13日作成 2023年9月20日更新