はだし教育新聞記事
(1984年以降)

小中学校におけるはだし教育に関する新聞記事から、その実践内容が分かる部分を収録したものになります。黄文字部分は見出しからの、白文字部分は本文からの引用です。

はだし教育新聞記事(1983年以前)

1984年(昭和59年)

----1984年1月8日 読売新聞(鹿児島)
名山小学校(鹿児島県鹿児島市)
【毎朝、素足で体育5年】 毎朝、全校児童で行う仲良し体育は、始まって丸五年がたちました。男子は上半身裸、女子は半そで姿。どちらも素足で、冬は寒さと冷たさで足が痛くなるほどですが、みんな校訓の「強く、やさしく、よく考え、助け合う名山の子」を目標に頑張っています。


----1984年1月19日 神奈川新聞
相和小学校(神奈川県大井町)
【はだしで健康増進 学校生活すべて素足】 「はだしの学校」は子供たちの足を鍛え、体力と健康の増進を狙ったもの。五十七年四月、校舎と校庭の整備が完了したのを機に始めた。当初は体育の時間だけに限って、子供たちにはだし生活を呼び掛けた。今年度はさらに、体育に限らずすべての学校生活をはだしで行う運動を進めた。


----1984年1月19日 中国新聞
湯来西小学校(広島県湯来町)
【はだし はだか はしる 3は運動で元気な体】 3は運動は月、水、金曜日の週三日、二時限目と三時限目の間の大休けいを利用しておこなっている。午前十時二十分、二時限目の授業が終わるチャイムと同時に、男の子も女の子もいっせいに運動場に飛び出して来る。全員が上半身はだか、はだし。まず八百メートルのかけ足。続いて乾布まさつ。次はサーキットトレーニング。最後は遠方凝視。


----1984年1月19日 山陰中央新報
江津東小学校(島根県江津市)
【はだし生活 丈夫な体 偏平足ゼロ、心も健康】 江津東小学校の児童たちは、登校してから下校時まで学校生活は年中はだし。冬場に入っても「寒さなんかへっちゃら」と元気いっぱいだ。一年半の取り組みで、偏平足が少なくなる、といった成果もあげている。


----1984年1月22日 読売新聞(島根)
江津東小学校(島根県江津市)
【「はだし」で体を鍛える】 「寒さに負けない体をつくろう」と、江津東小学校の児童たちは全員はだしで学校生活を送っている。同校は一昨年、文部省から体力つくり推進校の指定を受け「土と太陽に親しむ子供の育成」を目指して二学期からまず「薄着ではだし」運動を始めた。登校してきた児童たちは校庭の手前ではだしになる。幅一・二メートルの砂場と砂利道(全長三十メートル)を通り、足を洗って教室へ。


----1984年1月22日 大分合同新聞
上野小学校(大分県弥生町)
【アスレチックやはだし 体力づくりに成果】 同小学校では昨年九月から校内でのはだし活動も始めた。初年度でもあり、ことし一月に入って風邪をひく児童が多かったため、ここ当分の間は健康な児童に限ってはだしを続けているが、四月からは全員で再び挑戦する計画。


----1984年1月26日 毎日新聞(山口)
江津東小学校(島根県江津市)
【体力づくり はだしで成果】 同小は一昨年九月、文部省の体力づくり指定校になり、「"第二の心臓"といわれる足の裏を鍛え、血液の流れや内臓の働きを良くしよう」と指定と同時にはだしによる学校生活を始めた。朝登校すると校門のところで靴を脱ぎ、校庭に作られた砂の道、砂利の道を歩き、昇降口に設けられた足洗い場できれいにして、教室に入っている。


----1984年1月29日 読売新聞(愛媛)
戸杉小学校(香川県土庄町)
昨年度からは、乾布摩擦が終わった四月から十月末まで、"健康タイム"を利用した全校児童がハダシで運動場を走っており、年間を通じた「風邪追放運動」の成果は、着々と上がり、父母の間でも好評だ。


----1984年2月14日 読売新聞(広島)
君田小学校(広島県君田村)
【素足で元気 君田小児童】 君田村立君田小学校は、子供たちに素足で学校生活を送らせ、健康づくりをしている。子供たちは登校して靴をげた箱に入れ素足になると下校までそのまま。教室ばかりでなく、体操や休憩時間に校庭で楽しむソフトボールなどもはだしで通すことにした。


----1984年2月14日 朝日新聞(山口)
興進小学校(山口県山口市)
【毎朝10分、はだしで走る】 はだしの生活の一日は、朝のランニングで始まる。午前八時十五分に先生も児童もグラウンドへ。軽快な音楽に合わせて十分間、トラックを走り回る。寒波続きの今冬は運動靴をはいてのランニングもよいことになったが、依然、はだしで頑張る子も。


----1984年3月15日 福井新聞
北中山小学校(福井県鯖江市)
昨年五月から"はだし教育"を取り入れている。児童たちは、登校するとすぐにはだしになり、下校時までそのままで過ごす。"はだし教育"は現在、校舎内だけで行われているが、新学期からは外でも実施し、強化を図ってゆく。


----1984年3月28日 毎日新聞(石川)
扇台小学校(石川県金沢市)
【校内では"はだし"】 学校の中では、私たちは、はだしになっています。夏は冷たく気持ちがよく、かぜをひく人がきっと少なくなったと思います。


----1984年4月24日 毎日新聞(静岡)
静浦小学校(静岡県沼津市)
【沼津市立静浦小「はだし、はだかマラソン」】 市立静浦小学校で、毎朝、児童たちの「はだし、はだかマラソン」が行われている。五十四年度から、体力づくりとへん平足防止のために取り入れているもので、登校した児童たちは、雨の日以外は校庭へ出て元気にランニング。


----1984年4月28日 読売新聞(山口)
相浦小学校(山口県柳井市)
毎朝、始業前に行う学校裏の加茂神社の石段登りも、何事にも最後までやりぬくたくましさを養うのが目的。子供たちは百三十段を素足で駆け登る。


----1984年5月8日 朝日新聞
下地小学校(愛知県豊橋市)
【はだしの教育】 豊橋市下地小学校は「はだしの教育」に力を入れている。四月から十一月までは、全員がはだしである。登校すれば、すぐクツとクツ下を脱ぐ。体育や授業も全部はだし。この冬は、かなりの児童がはだしで過ごした。雪の降る日も頑張り、「越冬隊」と呼ばれた。


----1984年6月16日 朝日新聞(静岡)
磐田中部小学校(静岡県磐田市)
【「はだし教育」の磐田中部小】 午前七時五十分、グラウンドで全校児童千二百人が一斉に走り始めた。もちろん、全員はだし。最初の日課「はだしかけ足」の始まりだ。同校では五十六年以来、児童は登校してくるとすぐ、教室ではだしになる。夏でも冬でも同じだ。「はだしかけ足」の後も、十時五分から全校で運動開始。学年別になわとびやボール体操、行進運動など、すべてはだしで集団行動する。


----1984年7月6日 朝日新聞(大分)
大山小学校(大分県大山町)
【毎朝はだしでマラソン】 機敏な動作を身につけられるよう毎朝、はだしでのマラソンやアスレチックスに取り組んでいる。


----1984年7月12日 北日本新聞
倉垣小学校(富山県富山市)
【効果上げるはだし教育 へん平足激減】 倉垣小が「はだしの教育」を始めて一年余り。へん平足を返上する子供が増え、姿勢が良くなるなどの効果が表れ始めた。校舎内だけでなく外もはだしという小学校は県内では、倉垣小の外、数少ない。倉垣小の子供たちは、朝登校すると、真っ先にズックと靴下を脱ぎ、夕方の下校時まではだし。


----1984年7月13日 神奈川新聞
入舟小学校(神奈川県横浜市)
【はだしの教育見直そう】 同校では、五十四年六月から全校あげてのはだし運動に立ち上がりましたから満五年になります。午前の中休み(午前十時十分―三十分)、昼休み、それに体育の時間は、全員がはだしになります。


----1984年8月20日 読売新聞(島根)
江津東小学校(島根県江津市)
【はだしで体力づくり】 学校では全員がはだし。もちろん先生も。五十七年に文部省の体力づくり推進校になったのを機会に、はだしの学校をスタートさせた。児童たちは登校すると。はだしになって校庭へ。


----1984年8月22日 朝日新聞(富山)
塚原小学校(富山県新湊市)
【校内では全員はだし】 子どもたちは、校内では全員「はだし」。登校と同時にはだしになり、教室、廊下、校庭を問わず、下校まで通す。


----1984年8月23日 朝日新聞(富山)
新庄小学校(富山県富山市)
【全員はだしでダンス】 運動場いっぱいに広がった子どもたちが、電子音楽「ライディーン」に合わせて軽快なリズムダンスをしていた。ハイテンポの旋律に合わせ、機敏な動きを繰り返す子どもたちの表情が輝く。全員はだし。


----1984年8月23日 朝日新聞(石川)
鵜川小学校(石川県能都町)
【園児の時からハダシ】 教室でもグラウンドでもはだしで通す。地元の保育所もはだし保育をしており、期せずして一貫教育になっている。朝登校すると「能登半島一周マラソン」が待っている。一周百五十メートルの校庭をはだしで走り、教室の地図に走った距離を記入していく。校庭の一角にま新しいフィールドアスレチックの施設がある。はだしの子が、丸太をよじ登り、橋を渡る。


----1984年8月25日 朝日新聞(石川)
土田小学校(石川県志賀町)
【素足で「土っ子体育」】 同校の自慢は「土(土田)っ子体育」。土曜日を除いて三時限前の二十分間、全員が素足で校庭に飛び出し、クモの巣ネットなど遊具を使って汗を流すものだ。


----1984年8月25日 朝日新聞(鳥取)
羽合西小学校(鳥取県羽合町)
はだしの生活も効果をあげてきた。五―十一月の間、学校にいるときは、ずっとはだし。


----1984年8月26日 朝日新聞(鳥取)
大篠津小学校(鳥取県米子市)
【業間にはだしで走る】 二時限目が終わると十分間の業間体育が設けられ、一周二百メートルの校庭を学年の回数だけはだしで走る。はだしで走り始めたのはこの春で、へん平足追放に期待をかけている。


----1984年9月12日 朝日新聞(新潟)
上山小学校(新潟県新潟市)
【ハダシから探る児童の健康】 同校は、今年五月から「素足の健康づくり」を実践している。「グラウンドの小石が痛い」「ゴミがつくのが気持ち悪い」と感じる子供もいるが、八割の子はすぐに慣れ、今ではグラウンドでの体育もはだし。


----1984年9月13日 朝日新聞(長崎)
横尾小学校(長崎県長崎市)
午前八時五分までに全員が登校。四年生以上の女子を除いて短パンだけのはだか、はだし姿で運動場の飛び出して音楽に合わせて一周二百メートルのトラックを走る。この「走れ走れ運動」の十五分間は、●●校長を始め先生たちも「おはよう」とあいさつしながら一緒に走る。はだかはだしの健康づくりは五十二年春の開校以来の取り組み。


----1984年9月16日 朝日新聞(三重)
外城田小学校(三重県多気町)
三年目を迎えた「はだし運動」はすっかり定着。運動場でのはだしは校区の運動会にも広がった。はだしの業前マラソン、業間運動も続行。


----1985年9月19日 毎日新聞(大分)
東大分小学校(大分県大分市)
【「はだしでいいとも」 全校で取り組み】 東大分小が"ハダシ教育"を始めたのは、二学期の九月一日から。同校では足洗い場の施設が備わっていないためハダシの励行もいまのところ校舎内だけ。大分市内のほとんどの学校が実施している上履きを廃止し、素足で校舎内を行き来している。ハダシの効果をよりあげるため、二か所の渡り廊下には足裏を刺激するコンクリート製の"青竹踏み"を模した施設もつくられており、学校側の取り組みに対する意欲がうかがえる。


----1984年9月21日 朝日新聞(広島)
東西条小学校(広島県東広島市)
【多彩な業間体育 はだしで全員が汗】 朝十時十五分、業間体育が始まる。グラウンドに全校生五百八十四人。全員がはだしになって約十分間、汗を流す。業間体育のメニューはほかに「はだしで走ろう京都まで」と名付けた校舎周辺マラソンなどがあり、学期や曜日ごとに各学年で組み替えている。


----1984年9月22日 朝日新聞(山口)
深須小学校(山口県錦町)
毎日、十時十分になると、全児童が素足で校庭に集合し、ジョギングのあと、校庭の端に敷きつめた「小石の道」を走ったり歩いたり。足の裏を刺激すると内臓器官を刺激するだけでなく、へん平足も直る効果があるという。


----1984年9月23日 朝日新聞(山口)
埴生小学校(山口県山陽町)
児童は毎日登校すると裸、はだしになって一周百メートルの運動場や校庭の周囲を体力に合わせて走る。足腰や心臓を鍛え、持久力を養うための「早朝マラソン」。


----1984年9月26日 朝日新聞(鹿児島)
照島小学校(鹿児島県串木野市)
【裸、素足の運動 へん平足児減る】 昨年から全校一斉の皮膚鍛錬「はだし、はだか運動」に取り組んでいる。登校後は全員はだしになって教室へ。始業前の午前七時五十分から十分間、全員はだしでグラウンドをかける。男子は全員、女子は二年生までが上半身はだか。学校にいる間、はだしのため、へん平足の子どもが大幅に減った。


----1984年9月30日 朝日新聞(高知)
黒岩小学校(高知県越知町)
【土の上 裸足で歩けば… べた足が治った!】 「土の上を裸足で歩くのは体に良いのでは」と、昨年五月に始めた。給食、昼休みに続いて午後一時二十分から五分間を「はだしタイム」と決め、スピーカーから流れる軽快な音楽に合わせて一周八十メートルほどの小さな校庭を歩く。


----1984年10月14日 読売新聞(鹿児島)
隈之城小学校(鹿児島県川内市)
学校では「四は運動」に取り組んでいます。四は、と言うのは「走る、はだし、はだか、歯みがき」の頭文字のことです。また、私たちは十年前から続いている早朝マラソンに毎日、はだし、はだかでがんばっています。


----1984年11月3日 朝日新聞
佐良土小学校(栃木県湯津上村)
【素足で走り跳ぶ「健康タイム」】 四校後と、給食時までの間を「健康タイム」と名付けて、全児童が素足で校庭に駆け出し、リレーや縄跳び、マラソンなどで競い合う。


----1984年11月3日 朝日新聞
築羽小学校(愛知県旭町)
五十二年から校内でのはだしの生活、五十三年から乾布摩擦も始めた。


----1984年12月2日 読売新聞(大分)
朝田小学校(大分県大田村)
【健康づくりに素足、薄着】 朝田小学校の児童五十一人は校内で素足で過ごしている。今年四月、西国東郡学校保健会の研究指定助成校となったのがきっかけ。最初は慣れなかった子供たちも、今では登校してくるとすぐ素足に。校舎内はもちろん、グラウンドでの体育の授業や昼休みも元気に走り回っている。素足運動を始め、欠席する子はほとんどいなくなったという。


----1984年12月8日 茨城新聞
大同西小学校(茨城県大野村)
【素足の健康づくり】 本校の教育目標の一つに「明るく心身ともに健康な子どもの育成」があり、その具現化のために、五十六年度から素足による体育(週一時間)を始めた。当初は、ほとんどの児童が真っ白い足をちぢめながらの運動であり、いたみを訴える児童さえいた。徐々に素足による体育の時間を増やし、五十八年度以降、本校の体育の時間はすべて素足で行っている。


----1984年12月19日 神奈川新聞
磯野台小学校(神奈川県相模原市)
【はだし】 磯野台小学校では、体力作りとしてはだしでマラソン・竹馬・三角馬をやっています。春夏秋冬の季節ともはだしマラソンは続けられています。

1985年(昭和60年)

----1985年2月6日 神奈川新聞
岩小学校(神奈川県真鶴町)
私たち岩小学校は、火・木・土と朝のマラソンをしています。みんな、はだしで、半そで、はだかでがんばっています。


----1985年3月10日 朝日新聞(山口)
下松小学校(山口県下松市)
【真冬も素足で頑張った】 健康づくりのひとつとして全校あげて素足運動を進めている下松市の下松小学校は九日、この一年間、上履きや靴下を履かずに通した児童二百四十七人に「す足がんばり賞」を贈った。同校ではこれまで六月から十月まで夏服の時期は全児童が校内では素足という決まりがあった。今年は、十一月からは児童の自由意志で続けてもいいことにした。


----1985年3月13日 神奈川新聞
相和小学校(神奈川県大井町)
【はだしの体育】 体育の時間や体育朝会のとき、一年生から六年生まで、はだしでやっています。運動会は、はだしの運動会です。リレーなど全員がはだしで力いっぱい走っています。


----1985年3月28日 毎日小学生新聞
桜木小学校(山口県徳山市)
【はだし運動や花づくりにはげむ】 学校では、心と体をきたえていくために、たくさんの努力をしています。はだし運動もその一つです。冬でもはだしやうす着で元気に過ごす人がたくさんいます。


----1985年4月8日 読売新聞(島根)
玉湯小学校(島根県玉湯町)
【はだしで駆け足】 毎朝、教師も参加しても「走れ走れ運動」を実施。児童は冬を除いて全員はだしで「おはよう」と声をかけ合いながら校庭を駆け回っている。


----1985年4月11日 毎日新聞(山口)
周防小学校(山口県光市)
【新入児も元気にはだしマラソン】 周防小学校に新入学した児童三十人が十日、在校生たちと一緒に初めてはだしマラソンに参加した。五年前から続けており、始業前の五分間。校庭を五―十周する。五、六年生の女子を除き、全員が、上半身はだか、はだしのスタイルで元気に走り回る。


----1985年4月13日 茨城新聞
安中小学校(茨城県美浦村)
【はだしの運動を実行】 本校のこどもたちは素足が好きです。広くて整備された芝生や運動場へ、はだしで飛び出して行く。運動会や体育の時間は教師も素足で行います。児童の中には十二月になってもはだしになる者もいます。


----1985年5月15日 中日新聞(滋賀)
富永小学校(滋賀県高月町)
【児童のへん平足減る はだしの生活で効果】 同校では、さる五十六年以来、はだしで学校生活を送らせる指導を進めてきた。


----1985年6月4日 毎日新聞(石川)
稚松小学校(石川県小松市)
【好評「はだし運動」】 また、はだし運動もやっています。休み時間や体育の時間に、運動場へ出る時はみんなはだしです。五月からやっています。みんなはだし運動について「気持ちがいい」となかなか好評です。


----1985年6月12日 中国新聞
梅林小学校(広島県広島市)
梅林小学校に竹の廊下ができた。児童たちが、はだしで青竹を踏みながら歩き回っている。三年前、プールサイドの児童の足跡に土ふまずがないのに気がついた●●校長が児童にはだしの生活を指導。今では、冬場もはだしで走回る児童が増えた。竹の廊下は、へん平足をさらに減らそうという狙い。


----1985年6月21日 岐阜日日新聞
巣南西小学校(岐阜県巣南町)
【"裸足教育"がすっかり定着】 同校が"裸足教育"を始めたのは四年前。校舎内はもちろんグラウンドでもクツをはかない。冬場はクツをはいてもいいことになっているが、裸足のまま通す子も多い。


----1985年6月30日 下野新聞
山前南小学校(栃木県真岡市)
【はだしの学校 あふれる活気】 教育目標の「健康でたくましい子供」を育てるために、昨年五月から全校生が校庭ははだしで、校舎内はゴム草履で歩く運動がスタートした。はだしの期間は五月から十一月まで。


----1985年7月14日 朝日新聞(秋田)
角間川小学校(秋田県大曲市)
児童たちは、冬を除き学内、校庭ともはだしで過ごす。


----1985年7月20日 下野新聞
阿久津小学校(栃木県高根沢町)
阿久津小が、はだし教育を導入したのは五十九年六月。同機は①現代の子供たちはソックスや運動靴に足の指が圧迫され、動きが鈍く、何かあるとすぐに転んでしまう②健康によいかどうかはっきり言えないが、直接土の刺激を受けることは健康に役立つのでは③校庭をはだしで歩くのだから、危険物でけがをしないように子供たち自身が美化に努める―などがあった。昨年は、六月から十月までをはだし期間として、体育の授業はもちろん、昼休みの遊び、野球やサッカーなどを除いた部活動をはだしで実施してきた。また、校舎内でもこの期間は、ソックスを履かず素足に上履きで過ごすようにした。


----1985年8月20日 朝日新聞(富山)
奥田小学校(富山県富山市)
【業間に はだし散歩】 午前十時十分。業間運動の時間になると、子どもたちは校庭中庭の「はだしの散歩道」に飛び出す。もちろんはだしである。


----1985年8月21日 朝日新聞(鳥取)
日吉津小学校(鳥取県日吉津村)
【はだし運動で足形にも進歩】 体力づくりの実践の一つがはだし運動だ。四月から十一月まで全校児童が体育の時間はもちろん、業間運動の時間にグラウンドへ出る時は常にはだし。冬でも雪の日以外は靴をはかない元気な子も。


----1985年8月25日 朝日新聞(鳥取)
郡家西小学校(鳥取県郡家町)
【全員はだしで 縄跳び竹踏み】 二校時と三校時の間の二十分間。子どもたちが元気にグラウンドに飛び出し、ランニングや縄跳び、ストレッチ体操などに汗を流す。全員がはだし。終わると水で足を洗って竹踏み。校内でももちろんはだしだ。


----1985年8月29日 朝日新聞(石川)
東陵小学校(石川県小松市)
【「土踏まず」鍛える 地についた はだし生活】 五月、新一年生を迎えて間もない学校は、ひときわにぎやかになる。校内での「はだし生活」が始まるからだ。校舎内でも校庭でも全員が素足。「土踏まずの発達した大きな足が健康を支える」の信念のもとに、六年前から「はだし生活」を始めた。冬季の三学期だけは、ソックス、靴の使用を認めているが、三分の一の児童は雪の日でもはだしのままだという。


----1985年9月11日 朝日新聞(広島)
長江小学校(広島県尾道市)
同校は、冬でも素足にげた通学や運動場では裸足を奨励するなど、これまでもユニークな試みを取り入れてきた。


----1985年9月11日 朝日新聞(熊本)
城東小学校(熊本県熊本市)
【半そで 短パン 裸足に】 児童は登校すると半そで、短パンの体操着に着替え、裸足で過ごすのも特色だ。


----1985年9月12日 朝日新聞(長崎)
横尾小学校(長崎県長崎市)
【はだし・はだか鍛錬】 「横尾っ子」の一日は「はだし・はだかのランニング」で始まる。午前八時までに登校すると、体操服の着用が認められた四年生以上の女子を除いて全児童が短パン一枚の姿に。運動場に出て一周二百メートルのトラックを学年に応じた距離だけ走る。


----1985年9月14日 朝日新聞(三重)
外城田小学校(三重県多気町)
【教室以外ははだし】 すっかり定着しているのが「はだし運動」。業前マラソンや二時限後の業間運動など、教室以外では全児童がはだしで過ごす。三学期は靴をはいていいが、はだしで通す児童が結構いる。


----1985年9月19日 中国新聞
長江小学校(広島県尾道市)
【はだしで運動、強い子に】 素足にげたを履いて通学、校内でもはだしで運動して体をきたえる―。尾道市の長江小学校の児童たちだ。授業前の朝会は「体力づくり朝会」と名づけて、全員はだしで集まる。二人一組でウマとびをし、体の屈伸をする。みんなキビキビしている。運動会も昨年からはだしで行っている。ことしもその予定だ。同校の「はだしの教育」は昨年四月から始まった。


----1985年9月21日 朝日新聞(山口)
室積小学校(山口県光市)
校舎でも校庭でも、裸足。足の裏を鍛え、へん平足の子をなくすためだ。


----1985年9月22日 朝日新聞(山口)
埴生小学校(山口県山陽町)
埴生小の一日は、朝八時十分からの早朝マラソンで始まる。軽快な音楽が流れるなか、子どもたちは、はだか、はだしで一周二百メートルの運動場を十五分間、体力に合わせて走る。さて、十時二十分になると全児童は再びはだし、はだかで校庭に集まり、校庭の端に置かれたアスレチックなど二十六種の遊具を使って、健康タイムに挑む。


----1985年9月23日 朝日新聞(山口)
深須小学校(山口県錦町)
【裸に素足で校庭運動】 校庭で運動するときは全員が裸で素足。


----1985年9月27日 朝日新聞
南小学校(岐阜県大和村)
【はだし教育 11年の軌跡】 岐阜県大和村の南小学校が「はだし教育」を始めて十一年たつ。南小学校では五月から十月いっぱいは、全校百六十五人の児童全員と、先生の大半が登校と同時に靴を脱ぐ。教室でも校庭でも、学校にいる間は、はだしで一日を過ごす。冬の早い奥美濃のこと、一年中はだしというわけにはいかないが、それでも十数人の子は真冬でもはだしで通すそうだ。


----1985年10月6日 大分合同新聞
真玉小学校(大分県真玉町)
【はだしの学校 教室でも運動場でも】 真玉小学校では、健康と体力アップを目的に日ごろから、"はだしの生活"に取り組んでいる。運動場でも教室でもすべてはだしで歩き、足洗い場には青竹を置いて足踏みをした。同校には「真玉小学校体操」というはだしでする独特の体操がある。毎週、火曜と金曜の午前八時四十分から二十分間、全校児童が運動場に集まって軽音楽に合わせ、砂にまみれて体を動かしている。


----1985年10月16日 中日新聞(滋賀)
南小学校(滋賀県長浜市)
【"はだし教育"で体力アップ】 偏平足の矯正と大脳の発達には、はだしが一番―長浜市立南小学校は、小運動場を"はだしの広場"に変え、体育の授業に利用するなどして、体力アップに取り組んでいる。


----1985年11月3日 朝日新聞(鹿児島)
松原小学校(鹿児島県頴娃町)
【青竹歩きや素足で体操】 自慢の健康づくりの秘密は青竹。●●校長の発案で、三年前から渡り廊下に二つ割りの竹を並べ、素足で歩くこと。体育授業も一年中はだしで、足から健康づくりを始めている。


----1985年11月26日 毎日新聞(石川)
東陵小学校(石川県小松市)
【はだし運動が特徴】 ぼくたちの学校生活の特徴は、いくつかあります。はだし運動というものがあって、五月から十一月までの六カ月間、都合の悪い人以外は全員はだしで、学校生活を送ります。はだしになると、初めは、変な気持ちですが、丁度、夏に向かっての季節でもあるので、気持ち良く感じるようになります。


----1985年12月8日 北日本新聞
倉垣小学校(富山県富山市)
【"はだし運動"で体づくり】 「豊かな心は、体づくりから」と、五十七年から"はだし運動"を続けている。登校してから家に帰るまで、校舎内外で一日中、はだしで過ごそうというユニークな運動だ。冬期間も、はだしで過ごす子が一〇パーセントもおり、安全教育と体づくりが確実に根付いている。


----1985年12月15日 読売新聞(大分)
和田小学校(大分県中津市)
【へん平足ぐんぐん減る はだし運動の和田小】 和田小学校では学校ぐるみで、はだし運動を続け、へん平足追放に効果をあげている。運動を始めたのは五十七年五月。登校して靴を脱いだら、校舎内、運動場での校内生活は素足とし、先生たちも率先して取り組んだ。


----1985年12月16日 読売新聞(広島)
長江小学校(広島県尾道市)
【真冬も素足登校】 尾道市の長江小は、昨年二学期からげた、草履ばきの素足登校を児童に呼びかけたところたちまち流行、冬の間中、靴下なしで通す児童も出た。同小は、市街地で遊び場がなく、ひ弱で肥満体の児童が多い。このため●●校長が「はだしの生活」を提唱。一学期の間全児童に週三回、始業時間前の十五分間、はだしでなわ跳びや長距離走をさせた。

1986年(昭和61年)

----1986年1月8日 中国新聞
瀬戸田西小学校(広島県瀬戸田町)
【はだしでマラソン】 白い息をはきながら三年生の女の子が登校して来た。「おはよう」。校舎内に入ると。さっそくくつ下を脱いではだしに。ひんやりとした教室では男女数人が楽しそうにおしゃべりをしていた。午前八時、「アルプス一万尺」の軽快なメロディーが流れる。児童朝会前のはだしマラソンの合図だ。校長先生ら十一人の先生も仲間入り。六分間のマラソンが終わると、体が温まりみんなさわやかな顔。五、六年生になると。授業中もはだしで過ごすファイトいっぱいの子も多い。


----1986年1月10日 中国新聞
乙瀬小学校(山口県岩国市)
岩国市立乙瀬小学校の全校児童は、毎日朝の健康時間に裸の体操を続けている。ランニング、乾布まさつなど約十五分間の体操だが、雨の日以外は雪だろうとグラウンドに氷が張ろうと、上半身裸にはだし。五十八年春から続いている。 山あいの同校は日陰になり、冬の間はグラウンドに雪が凍ったまま残るが、それを踏みしめ、全員元気に体を動かす。生徒たちは授業中も全員はだし。


----1986年3月8日 岐阜日日新聞
伏見小学校(岐阜県御嵩町)
【御嵩町の伏見小「はだし教育」 まずまずの成果 児童も活発に】 運動場の地ならし、砂入れ、渡り板の安全整備、足型調査を経て六十年六月、教室内はだしがスタート。同八月には足洗い場も三カ所で建設、九月七日から運動場、校庭でもはだしに移行した。児童たちには「廊下がひんやりして気持ちよい」を好評。


----1986年5月24日 朝日新聞
山田北小学校(岩手県山田町)
【はだしの学校】 三陸の海辺、岩手県山田町の山田北小は「はだしの学校」だ。二年前から扁平足をなくそうと、学校ぐるみのはだし運動をやっている。昨年、校庭にセメントを練って足洗い場を作った。そこから玄関までは丸竹スノコを敷いた通路。先生と子供たちの手づくりだ。足を洗ったあと丸竹を踏んで教室へ。足の裏を刺激するように工夫されている。


----1986年7月2日 読売新聞(富山)
倉垣小学校(富山県富山市)
【"はだし教育"で総理大臣表彰】 登下校以外の学校生活はすべて「はだし」で過ごしている。


----1986年7月7日 毎日新聞(佐賀)
芙蓉小学校(佐賀県佐賀市)
芙蓉小は毎日、午前十時二十分から十五分間を「仲よしタイム」と決め、全児童が運動場を走ったり、乾布摩擦などをしてきた。みんなはだしで上半身裸だ。


----1986年8月20日 朝日新聞(富山)
五番町小学校(富山県富山市)
たくましい体を育てる活動の中心は午前十時十分から三十五分間の「いきいきタイム」だ。最初の二十分間は自由遊びの時間で、児童たちは上半身裸、素足になってグラウンドに飛び出す。


----1986年8月21日 朝日新聞(富山)
石堤小学校(富山県高岡市)
【素足で青竹踏み】 休み時間になると、児童たちは先を競って廊下に飛び出し、青竹を踏む。もちろん、素足だ。


----1986年8月21日 朝日新聞(岐阜)
高須小学校(岐阜県高須町)
【広場の時間にはだしで運動】 子供が仲間や教師と自由に遊べる朝の運動、業間の広場の時間を設け、その時には、はだし運動を展開。


----1986年8月22日 朝日新聞(宮崎)
妻南小学校(宮崎県西都市)
以前から保健活動には関心が高く、素足運動などが長い間続いていた。グラウンドの外周は西側を木に囲まれたマラソンコース。真夏でも涼しく、子どもたちは業間時の「のびのびタイム」などで、素足のランニングをしている。


----1986年8月24日 朝日新聞(石川)
土田小学校(石川県志賀町)
二限目と三限目の二十分間と遊び時間、全員が素足で校庭に飛び出し、クモの巣ネット、ハイジャンプボールなどの遊具を使って汗を流す。教室の入り口には、足の裏を鍛えるための踏み竹もある。


----1986年8月24日 読売新聞(鹿児島)
朝日小学校(鹿児島県名瀬市)
【はだしの教育】 「はだしの教育」が、体力づくりの効果をあげている。健康と根性を高めようと、昨年夏から実施。毎朝、登校したら全児童が素足でグラウンドを走り、下校時まで素足で過ごす。冬場は、足の裏が突き刺すように冷たく、ひび割れする子供も出て、心配する父母もいたが、カゼをひく子もいなくなった。


----1986年8月27日 朝日新聞(富山)
古沢小学校(富山県富山市)
【はだしの生活で健康増進はかる】 毎朝、登校してきた子どもたちは玄関からはだしで校舎内へ入る。健康教育を推進してきた同校が今年から新たに始めた「はだしの生活」である。最初は「冷たくて気持ちいいや」とはしゃいでいた子どもたちだが、一日を学校で過ごしたあと、足の裏が真っ黒になっていてびっくり。その一方、「学校をきれいにしよう」との自覚が芽生え、以前にも増して清掃を熱心にするようになった。


----1986年8月27日 朝日新聞(石川)
西部小学校(石川県珠洲市)
冬を除いて子供らは校内ではずっと裸足。


----1986年9月3日 朝日新聞(石川)
稚松小学校(石川県小松市)
【はだし運動続ける】 同校では、今年で三年目になった「はだし運動」が続けられている。四月から十月末まで、子どもたちは校内で裸足で生活するのだ。


----1986年9月20日 朝日新聞(山口)
西宇部小学校(山口県宇部市)
体力づくりには、はだし、薄着を奨励。四月から十月までは体育の時間だけでなく、教室でもソックス、上ばきなし。十一月以降も、頑張れる子は、はだし、薄着で通すよう指導。


----1986年9月25日 朝日新聞(鳥取)
佐治小学校(鳥取県佐治村)
【はだし続け成果】 午前八時十五分、子供たちは一斉にはだしで校庭に飛びだす。五月から半年間、上級生の女子以外が全員上半身はだか。五分間の自主運動のあと、軽快な音楽を合図に「朝駆け」が始まる。学校にいる間は、教員も児童もみんなはだし。校舎内はもちろん、その周りにも軟らかな土を入れて今年五月から実施した。


----1986年9月30日 朝日新聞(鳥取)
住吉小学校(鳥取県米子市)
子供たちの一日は、始業前のはだしの自主トレーニングから始まる。一周二百メートルを自分なりの工夫と計画で回る。平均一人五周。


----1986年9月30日 朝日新聞(鳥取)
日吉津小学校(鳥取県日吉津村)
【はだしで校庭へ】 二時限目が終わり業間運動の時間になると、全児童が一斉にはだしでグラウンドに飛び出す。五十九年から始めたはだし運動がすっかり定着した。


----1986年10月2日 朝日新聞(香川)
山田小学校(香川県綾上町)
【朝、全員裸足で体操 竹を踏み へん平足減る】 毎日午前八時十分の児童朝会になると必ず水前寺清子の「三百六十五歩のマーチ」が運動場に広がる。全員、裸足で「山田っ子体操」。運動場を素足でかけ回る裸足教育は十三年目。


----1986年10月26日 読売新聞(大分)
渡町台小学校(大分県佐伯市)
【はだし運動】 登校してから下校するまで千百六十五人の児童と●●校長を除く三十五人の先生たちは、体の調子が悪いときを除いてはだし。たくましい心と体を育てるのを目的に、五十九年四月から始めた。慣れるまでは自由意思にまかせていたところ、秋の運動会のころにはほとんどが参加。冬だけ上履きをはかせているが、はだしで通学する児童や素足にスリッパで耐える先生もいるという。


----1986年11月2日 読売新聞(鹿児島)
桜丘東小学校(鹿児島県鹿児島市)
開校以来、児童会が中心となって早朝マラソンを続けている。学童は午前七時五十五分に登校。三年生以下は全員、上半身はだか、素足で走る。


----1986年11月3日 朝日新聞
石相小学校(岡山県赤坂町)
【体力ははだしと薄着で】 たくましい子供を育てようと、三年前から健康教育に力が入れられている。それ以後、児童は学校にいる間ははだし。運動場に出るときはさらに上半身裸か薄着になる。はだしの生活で、へん平足の児童が激減した。


----1986年11月30日 読売新聞(鹿児島)
紫原小学校(鹿児島県鹿児島市)
【素足ランニング】 始業前、下着だけで、素足になり、体力に合わせて運動場を三―十周する。体力がついたのか、今では一、二月の厳冬期でも、全校朝会にそのままの姿で出る子供が多い。

1987年(昭和62年)

----1987年1月7日 読売新聞(神奈川)
入船小学校(神奈川県横浜市)
【はだし教育】 同校では、運動会や体育の時間は全員がはだし。教室の授業でもはだしの子は多い。昨年十一月の調査では、一か月間に二十七日以上はだしの子が、全校児童の四五%、百九十人にものぼった。


----1987年2月2日 毎日小学生新聞
和田小学校(鹿児島県鹿児島市)
毎週四回、朝八時十五分から十五分間アスレチックやチェーンクライムなどの施設を使って、一年をとおして低学年全員と高学年男子は、はだかで、全校児童ははだしで体をきたえています。


----1987年2月14日 中国新聞
松原小学校(広島県戸河内町)
【はだしを奨励 風邪知らず】 松原小学校と併設幼稚園は寒さが厳しいこの時期も、全員はだしの校、園内生活を送っている。体力づくりの一環として三年前から始め、朝会で倒れる子がいなくなったり、風邪をひく子が減るなどの効果が表れている。松原小と幼稚園は教室だけでなく、体育の授業、運動会、一輪車乗りもはだしで通している。


----1987年2月25日 読売新聞(千葉)
津宮小学校(千葉県佐原市)
豊かな水田地帯が間近に広がる津宮小学校の朝。登校してきた子供たちは、てんでに靴を脱ぐと、そのまま上履きも履かずに教室に向かう。冬場は希望者だけだが、新学期からは、二百九十人の児童全員がはだしで一日を過ごす。


----1987年3月1日 読売新聞(鹿児島)
西谷山小学校(鹿児島県鹿児島市)
【毎朝素足ランニング】 素足の学校だ。毎朝八時になると、各教室から児童たちが素足で運動場へ元気よく出てくる。四―六年の女子以外は、上半身裸。校内放送の音楽に合わせて、運動場を走る。五十八年度から三年間、文部省、県、市の体力づくり・山坂達者研究推進校に指定されたこともあって、「はだし・はだか運動」は盛り上がっている。


----1987年3月9日 読売新聞(島根)
池田小学校(島根県大田市)
【はだしで走り ガンバリズム】 頑張りの心を養うため、毎朝始業前三分間、はだしで校庭を三、四周し体力づくりをしている。


----1987年4月15日 中国新聞
古市小学校(広島県広島市)
【はだしで校庭…"元気印"の児童】 はだしと薄着は、体力づくりの一環として取り組んだ。昼休み、体育の時間など、グラウンド(校舎外)でのはだしの実践と半ズボン運動からスタートした。五年前、同校が広島市の体力づくり推進指定校になったのを機に、はだしと半そでを学校生活全体に拡大。病気などの児童を除いて、四―十月の間は全員に義務づけた。


----1987年5月24日 読売新聞(鹿児島)
水引小学校(鹿児島県川内市)
【素足の生活実践】 自慢の健康づくりの一つが素足の生活。登校してから下校までを素足で過ごす。体育や休み時間は、裸でグラウンドを駆け回る。さすがに冬の間は、本人の意思にまかせているが、「真冬も素足、半そでで通す子供もいます。風邪をひく児童が、確実に減りましたね」と●●校長。


----1987年8月1日 毎日小学生新聞
湯田小学校(広島県神辺町)
二番めは、体をきたえる子で、素足運動といって、五月から十一月までみんなはだしで外で遊んだり、運動したりして、心も体もきたえています。


----1987年8月28日 朝日新聞(石川)
金津小学校(石川県宇ノ気町)
【素足で走り回る】 「心身ともにたくましい子」という新たな目標を掲げ、七月から始めたのが素足健康法だ。朝、登校してから下校するまで、トイレに行く時を除いて生徒全員がハダシで通す。教室内ではもちろん、体育の授業ではハダシで校庭を走り回る。さらに、最近力を入れているのが青竹踏み。校内の二カ所に長い青竹を置き、ひまがあれば踏みつけ、足の裏を刺激するよう指導している。


----1987年8月14日 朝日新聞(滋賀)
馬渕小学校(滋賀県近江八幡市)
【はだしで業間運動】 今では全校百四十四人の八割以上が授業中や登下校の時はもちろん、サッカーを除くすべての体育競技をはだしで過ごす。


----1987年8月15日 朝日新聞(滋賀)
能登川東小学校(滋賀県能登川町)
【へん平足解消図る 竹踏んだり はだし運動】 へん平足をなおす一つの方法として、五十七年からはだし運動を始めた。校舎内はもちろん運動場での体育の時間、休憩の時間もすべてはだし。ほぼ同時期に始めた授業前の全校体育のマラソン、柔軟体操もはだしだ。


----1987年9月1日 朝日新聞(石川)
稚松小学校(石川県小松市)
「竹ふみ運動」も、ことし採り入れた。体育の授業も、遊びの時間も、グラウンドに出る子どもたちは、全員がはだしになる「はだし運動」は同校の長年の伝統だが、これに加えて、校舎の出入り口に青竹を二つに割ってかぶせた「竹ふみ場」をつくり、足の裏の運動で、「土踏まず」の発達を促すのが目的。


----1987年9月2日 朝日新聞(石川)
白峰小学校(石川県白峰村)
校舎内では全員素足。最初は「足が痛い」と嫌がっていた女子児童もいたが、足の裏のひんやりとした感触が受けてか、今では校舎内から「ペッタン、ペッタン」と涼しそうな音。冬の期間を除く六月から十月までを素足で過ごす。


----1987年9月9日 朝日新聞(石川)
大徳小学校(石川県金沢市)
【冬季を除きはだし】 児童は登校すると全員が靴下まで脱いではだしになる。あとは下校まで一日中、教室、廊下、運動場とどこでもはだしでペタペタ。何の違和感もなく自然にはだしを楽しんでいる。「はだし運動」は五月から十月までで冬季は避けている。問題になった「けが」に対しては、月一回、全校児童が校内のゴミやガラス片、石ころなどの危険物をそうじすることで解決した。


----1987年9月11日 朝日新聞(石川)
鞍月小学校(石川県金沢市)
去年五月からは「全校はだし運動」を始めた。登校してきた子どもたちは、みんな靴下を脱いではだしになり一日をすごす。はだしでいることが解放感を伴うのか、子どもたちの表情が生き生きしてきた。


----1987年9月12日 朝日新聞(鳥取)
郡家西小学校(鳥取県郡家町)
【はだし生活徹底】 徹底しているのは、「はだし生活」。登校してから下校するまで、教室でも廊下でも、校庭でもくつをはかない。


----1987年9月21日 朝日新聞(愛媛)
城東小学校(愛媛県今治市)
城東小学校では、七年前からはだしの学校生活をしている。へん平足の防止のほか、"第二の心臓"といわれている足裏の刺激で、体をはつらつとさせるのが狙い。子どもたちと先生は、登校してクツを脱いだあとは、下校まではだし。


----1987年10月23日 毎日小学生新聞
倉掛小学校(広島県広島市)
【はだしになって体力づくり】 倉掛小の自まんは、まず、はだし運動です。体力づくりの一つで、五月から十月の期間、一年生から六年生までそろってはだしで運動したり、遊んだりしています。


----1987年10月28日 毎日小学生新聞
羽浦小学校(徳島県羽ノ浦町)
【はだし、はだかで鍛える ~太陽の時間~】 太陽の時間(三校時と四校時の業間)のはだし、はだかでの遊びも体を鍛えることの一つです。名前の通り、太陽の光のもとで全校児童がはだし、はだかになり、週に一度は全校いっせいのラジオ体操と行進が行われます。

1988年(昭和63年)

----1988年1月19日 福島民友
関辺小学校(福島県白河市)
【はだし教育 元気な子】 白河市立関辺小は「はだしの学校」で知られている。白河の校外六キロの農村地帯にある学校で、児童二百十六人と教職員十人がいる。真冬でも校庭の内外、児童も教職員もはだしのまま過ごす。「特に寒いとき、ぞうりをはいて外に出るぐらい」と、寒がりやはいないようだ。


----1988年2月8日 大分合同新聞
東大分小学校(大分県大分市)
【ぼくら元気に"はだし運動"】 東大分小学校では、昭和五十九年四月から当時の校長の提案で、"校舎内のはだし運動"が始まりました。


----1988年2月24日 毎日小学生新聞
栗ガ丘小学校(長野県小布施町)
【6月からは、はだしの生活】 はだしの生活もやっています。6月ごろからみんなはだしになって生活しています。マラソンをしたり、はだしの生活をしているので、栗ヶ丘小学校の児童は、みんな元気です。


----1988年3月1日 毎日小学生新聞
朱雀第八小学校(京都府京都市)
【みんなはだし大好き 気持ちいい!土の感覚】 わたしたちは朱八校では、「はだしの生活」というのをしています。「はだしの生活」は、わたしが三年生の時から始まって四年目になります。全校いっせいのはだしは、十一月に終わりましたが、今でもはだしの子がたくさんいます。雪の日でもはだしでかけ回っています。


----1988年4月14日 毎日新聞(山口)
清末小学校(山口県下関市)
【学校ぐるみではだし、薄着の健康教育】 下関市の清末小ではだし、薄着の健康教育が効果を上げている。同小は三年前、学校保健指定校になったのをきっかけに健康教育に取り組み、はだし、薄着のほかに、毎朝、マラソンと乾布摩擦をする。ハダシでケガをしないため掃除がていねいになるなど思わぬ効果も出ている。


----1988年6月21日 毎日小学生新聞
磯野台小学校(神奈川県相模原市)
【はだしで走る運動会】 ぼくたちの最高の自まんは運動会やスポーツデーのときに、はだしで行うことです。休み時間でも、はだしで遊んでいる人が大ぜいいます。六年生が出場する相模原市の連合運動会でも、他校の人たちがくつをはいている中で、ぼくたちの学校は、はだしで走り毎年すばらしい成績を残しています。


----1988年8月14日 毎日小学生新聞
新潟小学校(新潟県見附市)
学校に居る間、体によいことでずっとしていることは、はだしになっていることで、水や土の感触が気持ちよいです。


----1988年8月17日 朝日新聞(茨城)
金江津小学校(茨城県河内村)
五十七年から、校内では真冬でもはだし、半そでシャツ、ショートパンツだけの薄着にさせ、体を鍛えた。


----1988年8月23日 朝日新聞(滋賀)
富永小学校(滋賀県高月町)
【はだし】 同校が土踏まずの形成のために「はだし生活」を採り入れたのは、文部省の体力作り指定校になった五十八年からだ。毎年、五月から十月末までが全校はだしの期間。毎朝、子どもたちは登校すると健康観察で、体調の良くない子どもを除いて、全員がはだしになる。授業中はもちろん、掃除や給食の時間も例外ではない。


----1988年8月23日 毎日小学生新聞
与論小学校(鹿児島県与論町)
【校庭をはだか、はだしで走る】 私たちの一日の活動は、早朝の持久走からはじまり、校庭を全校児童がはだか、はだしで走ります。


----1988年9月6日 毎日小学生新聞
八木山小学校(宮城県仙台市)
【さわやかタイムに健康づくり はだしでゴー!】 さわやかタイムとは、毎朝始業前、軽快な音楽にのって、はだしで校庭を走ったり、学級ごとに「とぶ・走る・はねる」などの運動に挑戦する活動です。


----1988年9月10日 朝日新聞(富山)
八人町小学校(富山県富山市)
【毎朝「はだし走」】 朝、登校した児童たちは順番にはだしになり、校庭を走り始める。八時十分には児童全員が集まり校庭に輪ができる。毎朝続いている「がんばり走」だ。「がんばり走」が終わると、全員はだしのまま、背筋を伸ばして校庭を行進する。


----1988年9月13日 朝日新聞(鳥取)
郡家西小学校(鳥取県郡家町)
校舎内外では冬以外、ずっとはだし。泥だらけになった足を洗い場できれいにし、青竹踏みをして教室へ上がる。ペタペタと音をたてる子供たちは、靴を履くのがむしろ面倒なくらい、慣れた様子だ。


----1988年9月28日 朝日新聞(石川)
中海小学校(石川県小松市)
【給食後長休み 運動場へ全員はだし】 今年度から一日の時間割を工夫して月に一、二回、給食後に四十五分間の長休みをつくり、全員にはだしで運動場へ出るよう呼び掛けている。


----1988年10月4日 朝日新聞(石川)
鞍月小学校(石川県金沢市)
休み時間。低学年も高学年も、はだしのままの男の子、女の子たちがドッと中庭へ飛び出してきた。同校では六十一年五月から「全校はだし運動」を実施している。


----1988年10月8日 読売新聞(山口)
清末小学校(山口県下関市)
同校では、健康づくりにと、冬でも素足、薄着を励行し廊下には青竹踏み、踊り場には姿勢矯正鏡を設置。


----1988年10月9日 読売新聞(埼玉)
片山小学校(埼玉県新座市)
【はだし授業の効果 カードにくっきり】 六十年四月から、一日一回は裸足で活動するように決めた。厳冬期の十二―二月の三か月間以外は原則として、毎週水、金曜日の二時限終了後に行われる全校運動や、体育の授業はすべて裸足。今では、子供たちは校舎内はもちろん校庭でも、ほとんどが裸足で元気に走り回るまでになっている。 


----1988年10月17日 読売新聞(島根)
窪田小学校(島根県佐田町)
【素足のジョギング】 毎日業間の二十分間、先生と全児童が乾布摩擦をし、素足のジョギングもする。


----1988年10月21日 朝日新聞(栃木)
南小学校(栃木県西那須野町)
【校長「はだし教育に自信深めた」】 「今の子どもたちは、はだしになる機会が少ない。日に一回は、はだしで土踏まずを刺激した方がいい」と"はだし教育"を実践し、朝会のあと、はだしによるのびのび体操、行進をし、特設したコンクリート製の"踏みっ子"で足の裏を刺激している。

1989年(平成元年)

----1989年1月20日 中国新聞
梅林小学校(広島県広島市)
【授業中もクラブも はだし教育7年】 はだし教育は、足のうらをきたえて体力づくりをしようと七年前から始まった。最初は気候のいい時期に早朝マラソンと体育の時間だけはだしになっていたが、今では学校にいる間中はだし。休けい時間に、はだしでサッカーをする生徒もいる。雪の日もはだしでマラソンする児童が、全校で百人近くいる。


----1989年1月30日 読売新聞(島根)
浦郷小学校(島根県西ノ島町)
体力づくりに力を入れ、十年前からの早朝マラソンは、登校した児童が次々と上半身裸となり、はだしで校庭を走り回る。


----1989年2月7日 朝日新聞(山口)
嘉年小学校(山口県阿東町)
【はだしで寒さ吹っとばす】 嘉年小学校では、厳しい寒さの続く冬場も全員半そで、短パン、はだしで元気に勉強している。薄着とはだしの教育は五年以上前から続いている。登下校と外で遊ぶとき以外はこの格好。


----1989年4月26日 毎日小学生新聞
上谷小学校(埼玉県坂戸市)
【大好評の「はだし生活」 かぜもひかなくなったよ~】 体力づくりの最も大きな特徴は、校舎内での「はだし生活」です。はじめは足のうらにつくゴミや汗のにおいが、気になりましたが、慣れてくれば、体の動きがとても軽やかです。


----1989年5月10日 読売新聞(山口)
名田島小学校(山口県山口市)
山口市の名田島小ではへん平足をなくそうと五年前から「はだしの生活」に取り組んでいる。五月から十一月まで、学校生活のすべてをはだしで行う試みで、新一年生十八人も今月から素足で過ごしている。児童たちは登下校の時も素足で靴を履き、グラウンドに出たあとは足洗い場などに置かれた半分に割った竹の束を踏んで元気いっぱい。


----1989年8月15日 読売新聞(富山)
八人町小学校(富山県富山市)
早朝の「がんばり走」から一日が始まる。登校と同時にはだしで校庭に飛び出し、思い思いにぐるぐる回る。「はだし」が「がんばり走」に限らず、「校内では一日中」が徹底している。


----1989年9月23日 朝日新聞(岩手)
栗林小学校(岩手県釜石市)
【はだしで体操や木馬、河原歩き】 毎日二時間目が終了すると「青空タイム」と呼ばれる運動が始まる。八十七人の生徒全員がはだし。しかもパンツ一枚で校庭に飛び出してゆく。仕上げは河原の石を寄せ集めて造った長さ約二十メートルの「人口河原」の上を歩いて足の裏を刺激する。


----1989年8月29日 毎日小学生新聞
相川小学校(新潟県相川町)
【はだし生活、あいさつ運動も】 二つ目は"はだしの学校生活"です。六月から九月まで、はだしを続けています。ぴちゃぴちゃと廊下を歩くとき、足の裏から伝わってくる感じが、何ともいえません。また、業間体育でグラウンドを走るとき、はじめのうちは足の裏がいたいのですが、すぐ慣れてきて平気になります。


----1989年9月15日 朝日新聞(岐阜)
池田小学校(岐阜県池田町)
【裸足・リズム体操 風邪が減り学級閉鎖なし】 「太陽にあたれ、土をふめ」をモットーに、「裸足」の教育を実践している。休み時間になると皆、裸足で元気に、校庭に飛び出していく。今では、体育の授業も裸足でやるようになった。


----1989年9月15日 朝日新聞(山口)
向山小学校(山口県下関市)
向山小は、裸足の教育を実施中。同小教諭が発明したへん平足測定器で、へん平足の児童をチェックする。年間を通して裸足で過ごすうえ、校舎の渡り廊下には、青竹踏みのコーナーも設けている。


----1989年9月19日 朝日新聞(茨城)
作岡小学校(茨城県つくば市)
【「裸足授業」始めて3年】 裸足になるのは、五月から九月の間。「この時期なら冬場と違い、子供たちも好んで裸足になると考えた」という。教室、体育館、校庭など校内のあらゆる場所で、児童たちは原則として裸足で過ごす。体育の授業も、サッカーなどのほかはいずれも裸足。


----1989年10月25日 朝日新聞(栃木)
旗川小学校(栃木県佐野市)
【「はだしっ子」は元気だよ】 同校では五月から、同市が奨励する一校一運動に参加、はだしっ子教育を取り入れた。同校では毎朝十分間、児童三百二十七人が校庭で、はだしの駆け足会を開くほか、体育時間と週一回の音楽集会、学年集会などで、はだしで活動させている。


----1989年10月31日 朝日新聞(群馬)
中央小学校(群馬県高崎市)
【土に親しむ「はだしの時間」】 昭和五十八年に「土に親しむ運動」の一つとして始まった「はだしの時間」も、当時の校医が提案した。週四回、二、三校時の間の十五分間がこの時間だ。全校児童はもちろん、先生たちも一緒にはだしで校庭に出て、かけっこやラジオ体操などをする。体育の授業も、運動会もすべてはだしだ。


----1989年12月6日 読売新聞(山口)
山口大付属小学校(山口県山口市)
【一年中、素足で生活】 山口市の山口大付属小では、児童たちのほとんどが素足で授業を受けたり、運動場を走り回っている。同小では一年中、素足の学校生活を送っている。学校ではあくまで自主性に任せているが、入学したての一年生も素足で頑張る先輩に刺激されて"はだし派"へ。三年生になると学校では九割以上の児童が靴をはいていない。

1990年(平成2年)

----1990年3月21日 毎日小学生新聞
明道小学校(宮崎県都城市)
【1周40メートルの足ふみ広場 はだしで気分すっきり】 昨年、一回り40メートルの足ふみ広場が作られました。毎日、全校生がはだしで歩いて、足のうらをきたえているのですが、初めのうちは、とてもいたくて歩けないくらいでした。でも今は、平気で歩けるようになりました。はだしで歩くことによって、気分がとってもすっきりします。


----1990年6月26日 朝日新聞(山形)
高擶小学校(山形県天童市)
高擶小は、裸足教育を実施、六月から十月まで、児童は校舎の内外を問わず裸足で過ごす。


----1990年8月5日 朝日新聞(富山)
東部小学校(富山県小矢部市)
午前十時十八分から、校庭で「業間遊び」の時間になる。軽快な音楽が流れる中、子供たちが一斉に校庭に飛び出す。みんな裸足だ。校庭へは石をコンクリートで固めた「ストーンロード」と呼ばれる道を通り、足の裏の土踏まずもしっかり作ろうとしている。


----1990年8月10日 朝日新聞(富山)
八人町小学校(富山県富山市)
朝、登校した児童たちは、まず靴を脱ぎ、裸足で校庭を回る。児童たちは校庭でも校舎内でもいつも裸足。


----1990年9月21日 朝日新聞(岩手)
山田北小学校(岩手県山田町)
山田北小では、午前中十分間の業間運動が体力づくりの柱。八月末の業間運動は全校綱引き大会だった。大地に踏ん張る足は、みんなはだしだった。五月から十月にかけて、子供たちは校庭でも校舎でも、はだしで過ごす。へん平足を治すために行われている「はだし運動」だ。


----1990年11月2日 朝日新聞
越水小学校(青森県木造町)
【はだしのままで 毎朝校庭を六周】 マラソンは毎朝、石ころひとつない校庭の二百メートルトラックを、はだしで六周する。


----1990年11月6日 産経新聞(滋賀)
馬淵小学校(滋賀県近江八幡市)
【「はだし運動」で健康づくり】 昭和61年から取り組んでいる「はだし運動」。5月中旬から9月中旬の間が全校一斉のはだし運動の期間。校内はもちろんのこと運動場で遊ぶときもはだしで元気よく過ごす。運動会でも靴を履くのは綱引き競技だけ。10月下旬でもかなりの子供たちがはだしのまま。


----1990年11月28日 朝日新聞(福井)
大虫小学校(福井県武生市)
【全校で裸足の学校生活】 六年前から始めた裸足教育がすっかり定着。四、五月を試験期間とし、六月から全校児童が裸足の学校生活に入っている。中には一年中裸足で過ごす子供もいる。


----1990年12月9日 朝日新聞(茨城)
瓜連小学校(茨城県瓜連町)
【学校にいる全時間 全校児童がはだし】 瓜連小学校は、五年前から「はだしの教育」。全校児童は四月から十月まで、学校にいる全時間をはだしで過ごす。足のけがなどをしている児童以外は全員がはだし。一年間はだしを通した児童を表彰し、昨年度は約三十六人が表彰状を手にした。


----1990年12月17日 北陸中日新聞
粟崎小学校(石川県金沢市)
【はだしでじょうぶな体】 私たちの学校では"はだし運動"といって、校内では内ばきをはかず、はだしで過ごすという活動をしています。このはだし運動をすると、土ふまずができ、じょうぶな体になるといわれています。はだし運動は、自主的にするもので、がんばる人は寒い冬でも続けています。

1991年(平成3年)

----1991年6月9日 朝日新聞(茨城)
大野小学校(茨城県守谷町)
【裸足で校庭駆け回り 休み時間には一輪車】 大野小学校が、裸足教育を始めたのは七年前。四月から十月まで、校舎の中だけでなく外でも裸足で通している。出入り口には、足洗い場があり、グラウンドから校舎に入るときは、足を洗っている。毎春、児童の足形をとっている。「へん平足はほとんどいません」。一年から六年まで、成長する足形の記録が同校の卒業記念になっている。


----1991年8月12日 朝日新聞(岐阜)
小野小学校(岐阜県大垣市)
【開放性培う裸足教育 へん平足解消に一役】 全校児童七百八十二人。校舎内、運動場で全員「裸足」ですごすのが特徴だ。一九八八年、市教育委員会の体力づくり校に指定された。以来、裸足教育に取り組んでいる。


----1991年8月21日 朝日新聞(愛媛)
金生第二小学校(愛媛県川之江市)
六月から十月までは、五、六年の女児を除いて、上半身裸で、素足という「はだか・はだし」で体力づくりをしている。


----1991年8月24日 朝日新聞(岩手)
山田北小学校(岩手県山田町)
【はだしで体操、剣舞もアレンジ】 アップテンポのリズムに合わせ、はだしの子どもたちが飛びはねる「北っこ体操」。 「北っ子体操」を終えて校舎内に戻る時、青竹を踏んで土踏まずを刺激する。


----1991年8月29日 朝日新聞(岩手)
上斗米小学校(岩手県二戸市)
【効果上げるはだしでの鍛錬】 朝八時、全児童は体育館に集合。グラウンドを二周し、校庭に落ちている石を拾った後、中庭に埋めてある高さ二十センチの丸太を次々と飛び越し、戻ってくる。はだしで通す「朝マラソン」だ。朝マラソンだけでなく、ぐんぐんタイムや体育の時間などもはだしだ。


----1991年10月20日 朝日新聞(奈良)
国栖小学校(奈良県吉野町)
国栖小学校では、約二十年前から「おはようかけ足」運動い取り組み、全児童が始業前に五分間ランニングをしている。このかけ足は八年前から、はだしになった。

1992年(平成4年)

----1992年2月27日 大分合同新聞
最勝海小学校(大分県上浦町)
【効果満点のはだし運動】 はだしは、サッカーなど特別な運動以外と、校舎内での活動全般で実施。しかし、梅雨時期に湿気のため教室や廊下の床がぬれ、滑ったりするため、昨年七月には地区のお年寄りからワラ草履を作ってもらい、上履きとして使用している。


----1992年3月22日 朝日新聞(広島)
綾目小学校(広島県御調町)
【素足教育実践の御調町立綾目小】 児童たちは、毎朝始業時間前の十分間、はだしで運動場を走るのが日課。校内では、靴下をぬぎ、素足で上ばきや靴をはく児童も。


----1992年6月14日 朝日新聞(山口)
名田島小学校(山口県山口市)
【裸足で土ふまずつくる】 同校は、PTAから「健康のために子供を裸足にしてほしい」との要望があったのをきっかけに。一九八五年から児童の足型取りを始めた。板張りの廊下をタイルに変えるなどして児童には裸足の生活をさせ、五月一日から十一月三十日までを実施期間とし、危険な場合を除いては体育も裸足で行うようにした。


----1992年8月13日 朝日新聞(愛媛)
鴨部小学校(愛媛県玉川町)
【素足で「竹の廊下」】 鴨部っ子の一日は、「おはようマラソン」で始まる。登校するとすぐ、学級別に運動場へ集合。男の子は上半身裸。それに全員裸足。音楽に合わせて、高学年は外周、低学年はその内側をぐるぐると走る。


----1992年9月3日 朝日新聞(岩手)
上斗米小学校(岩手県二戸市)
【はだしマラソンで肥満解消】 集団登校する児童に遅刻はほとんどない。毎朝八時十五分の始業時間前に全校児童の「はだしマラソン」があるからだ。休み時間のマラソンも週に三回、校内でははだしで通している。


----1992年9月4日 朝日新聞(岩手)
山田北小学校(岩手県山田町)
校内に入ると、日に焼けた児童たちの足の裏の白さが目を引く。「はだし運動」だ。五月から十月まで、児童たちは全員はだしで校庭や校内を駆けまわる。


----1992年9月17日 山形新聞
明治小学校(山形県山形市)
【「はだしの学校」が全国優良校の表彰】 明治小では、生き生きと活動する子供の基盤を健康ととらえ、昭和五十四年から「はだしの学校」を続けてきた。校内、グラウンドで六月から九月まで児童らは原則としてはだしで活動。


----1992年9月25日 朝日新聞(三重)
壬生野小学校(三重県伊賀町)
【裸足で走り足鍛錬】 毎朝、登校すると約三百三十人の児童は裸足になり、海岸の砂を入れたグラウンドを三分間走る。授業で校庭に出るときも、常に裸足だ。


----1992年12月9日 朝日新聞(福井)
北新庄小学校(福井県武生市)
【はだし運動で扁平足解消】 北新庄小学校が児童の体力づくりの一環に校内でのはだし運動を進めている。登下校する時は靴をはいているが学校では、はだし。「冬は児童の自主性に任せているんです」と学校側の話だが、高学年にはだしの比率が高い。

1993年(平成5年)

----1993年8月26日 朝日新聞(岐阜)
名森小学校(岐阜県安八町)
【はだしの校庭 あふれる笑い声】 「さわやか運動」と名付けた朝のマラソンレースでは、毎日少しずつ走り続ける。全員はだしのランナーだ。校庭では、いつも靴をはかない。はだしだと土踏まずもきちんと出来て、健康に良いという。


----1993年8月31日 朝日新聞(京都)
菟道小学校(京都府宇治市)
菟道小学校は、五月から十月まで、児童全員がはだしで体育の授業を受ける。足の裏を刺激することで、自律神経の動きを良くしようというのが狙い。


----1993年9月8日 朝日新聞(岩手)
下有住小学校(岩手県住田町)
【裸足運動で体力づくり】 多い時で三百人を超えた児童数も、過疎化の影響で現在では六十人に減った。それでも、裸足で校庭や校内を駆け回り、乾布まさつをする子供たちは明るく、元気いっぱいだ。


----1993年10月30日 朝日新聞
松野南小学校(愛媛県松野町)
【はだしで走る】 「業間マラソン」は全員がはだしになって約十分間、運動場を走る。男子は上半身も裸だ。

1994年(平成6年)

----1994年2月9日 朝日新聞(福井)
大石小学校(福井県春江町)
【夏は全員はだしに】 大石小学校も休み時間を活用する。名付けて「大石っ子タイム」。学年ごとの校庭マラソンのほか、冬は長縄跳びや一輪車、卓球などをする。夏の間はみんなはだしだ。


----1994年6月29日 読売新聞(神奈川)
入船小学校(神奈川県横浜市)
【15年間「はだし教育」】 入船小では十五年間、「はだし教育」を実践。同小では、児童たちが自分のことを「入船っ子」「はだしっ子」と呼ぶ。朝登校すると、まず体操着に着替え、はだしに。体育の時間だけでなく一日中、素足で過ごす。でも、ちょっと困ったことも。「卒業式の日、靴下もはかずに登校。はだしで出ちゃう子もいるんです」。


----1994年9月15日 朝日新聞(岩手)
御辺地小学校(岩手県二戸市)
日替わりの業間運動も独特だ。毎週月曜日は「輪の体操」。プラスチック製の輪を一人一人が持ち、音楽に合わせて体を動かす。どの子も裸足だ。


----1994年10月29日 千葉日報
波岡小学校(千葉県木更津市)
【裸足教育 今年度から校内で推進】 裸足教育は、今年度からスタートしたが、県内でも珍しく、ほとんどの児童が学校にいるうちは、裸足で過ごしており、早くも健康づくりや意欲高揚が見られ、さらに成果が期待されている。同小学校では、十年ほど前から業間活動、体育の時間に裸足で過ごしてきていたこともあり、比較的スムーズに実施できたという。

1995年(平成7年)

----1995年2月16日 朝日新聞(奈良)
川上東小学校(奈良県川上村)
毎朝始業前の午前八時十分からの十五分間、子どもたちは走り、乾布摩擦をする。四月から十月までは全員裸足。男子や下級生の女子は上半身も裸になる。


----1995年9月19日 朝日新聞(宮崎)
梅北小学校(宮崎県都城市)
【1年の半分 元気よく 梅北の子は裸足の子】 子供たちは五―十月の間、校舎内外を問わず裸足だ。登校するとすぐに靴を脱ぎ、校内の掃除を始める。あいさつ運動で正門に立つ五、六年生も裸足だ。


----1995年11月2日 千葉日報
波岡小学校(千葉県木更津市)
【15年前から「日常はだし教育」を実践】 同小学校のはだし教育推進は、十五年前から始まったが、一昨年までは体育の時間、休み時間などではだしだった。教室内、校庭でも全在校時間がはだしとなったのは、平成六年度からで、今年で二年目。


----1995年11月3日 朝日新聞(広島)
筒瀬小学校(広島県広島市)
筒瀬小学校では、児童と教職員が年間を通してはだしで過ごしている。

1997年(平成9年)

----1997年6月10日 朝日新聞(鳥取)
加茂小学校(鳥取県米子市)
【「はだし運動」で丈夫な体作ろう】 校内を素足で歩き丈夫な体を作ろうと、加茂小学校で九日、「はだし運動」が始まり、児童五百二十四人がはだしになって学校生活を過ごした。「はだし運動」は同校が二十年以上続けている活動で、児童は九月半ばまでの登校日、素足で授業を受けたり掃除をしたり校庭で遊んだりする。


----1997年12月29日 朝日新聞(神奈川)
入船小学校(神奈川県横浜市)
【裸足で元気!!】 入船小学校の子どもたちは、学校に来ると裸足になる。校舎の中はもちろん、校庭でもそのままだ。靴は下校の時まではかない。都会っ子を少しでもたくましくしようと、二十年前に始めた試みだ。

1998年(平成10年)

----1998年7月7日 埼玉新聞
種足小学校(埼玉県騎西町)
【はだし授業を再開】 同校はかねてから、子どもたちははだしになることを奨励し、町内で「はだしの学校」と呼ばれていた。しかし、校庭の表面に石などが出てきて状態が悪くなったため、ここ数年間、中断していたという。再開されたのは昨年九月から。サッカーや高跳びなどを除く体育の授業のほとんどと朝の体操をはだしで実施している。

2001年(平成13年)

----2001年5月30日 朝日新聞(鳥取)
北小学校(大分県別府市)
【"はだしの学校"】 健康増進と心を鍛えるために、児童がはだしで授業を受け、運動場で遊ぶ「はだしの生活」を実践するのは五月から十月まで。「はだしの生活宣言集会」を開いてスタートする。その際、全校児童二百十九人が足の裏に墨を塗って足形をとり、一枚を教室に掲示し、一枚を学校で保管する。

2005年(平成17年)

----2005年5月26日 朝日新聞
関辺小学校(福島県白河市)
【白河・関辺小 はだし教育二十数年】 ぺたぺたぺた。教室内でも校庭でも、児童がはだしで過ごす小学校がある。白河市立関辺小(児童数142人)。はだし教育を実践して二十数年、土踏まずやバランス力が発達するため、一輪車乗りや逆立ちを得意にする「たくましい」子どもたちが目立つ。


----2005年7月9日 読売新聞(大分)
北小学校(大分県別府市)
【"はだしの生活"20年】 「はだしの生活」と銘打って始まった"北っ子"の取り組みは今年で20年を迎えた。靴箱を見ると、上靴がない。バスケットなどをする体育館での体育の授業も素足で行う。もちろん、校庭でのドッジボールも素足。

2006年(平成18年)

----2006年7月28日 読売新聞
御笠の森小学校(福岡県大野城市)
【はだし続け 元気に 土踏まず発達】 同校の「はだし教育」は、開校時に、特色ある学校にしようと、「健康づくり」を教育方針に掲げたことから始まった。全校児童が冬場を除く4月から10月までの7か月間、登校して下校するまで、校内では靴や上履きを履かず、はだしになる。

2008年(平成20年)

----2008年1月22日 読売新聞(福岡)
東住吉小学校(福岡県福岡市)
【大寒の朝 はだしマラソン】 一年で最も寒いとされる「大寒」の21日朝、東住吉小では、「裸足マラソン」が行われ、児童たちは白い息を吐きながら元気いっぱい走っていた。健康維持と体力作りのため、週3回、始業前に行っている。


----2008年5月14日 朝日新聞(石川)
粟崎小学校(石川県金沢市)
【はだし運動 今年も】 金沢市粟崎町の市立粟崎小で、今年も「はだし運動」が始まった。登校してから下校まで、子どもたちは裸足で過ごす。30年近く続く同校の伝統で、「気持ちいい」と、子どもたちも楽しんでいる。「はだし運動」は、同校で5月から7月まで実施されている。


----2008年5月23日 朝日新聞(三重)
村主小学校(三重県津市)
【はだし生活 気持ちいい】 靴、靴下を脱いでグラウンドで遊ぶ「はだしの生活」が市立村主小学校で今年も始まった。90年から毎年続けている取り組み。暖かくなる大型連休明けから9月まで、午前中の休み時間20分、昼休み25分、グラウンドで行う体育の授業の際、全学年の児童たちが裸足になってはしゃぐ。秋も運動会も裸足の児童が駆け回る。


----2008年6月1日 読売新聞(埼玉)
青鳥小学校(埼玉県東松山市)
【すあし川 裸足の教育 実践の場】 1982年の開校当初から「裸足の教育」がモットー。当時の校長が打ち出した教育方針で、今も毎年5~10月は授業中も休み時間も素足で過ごす。

2010年(平成22年)

----2010年3月5日 朝日新聞(福岡)
天神山小学校(福岡県春日市)
【裸足で心身健やかに】 毎朝裸足で校庭を歩き、健康つくりに取り組んでいる学校がある。春日市立天神山小学校。朝の「わんぱくウォーク」は、開校した1981年に始まった。現在は金曜日を除いて毎朝10分間歩く。基本は授業中も含めて裸足。男子はウォーク中、上半身裸になる。

2014年(平成26年)

----2014年1月3日 朝日新聞(福岡)
御笠の森小学校(福岡県大野城市)
【いつも裸足 毎朝ジョギング】 昨年12月中旬、大野城市立御笠の森小学校。午前8時過ぎ、校庭に集まった1~6年生約300人が準備体操を始めた。終わると、一斉に走り出す。 気温は5度。息が白い。だが、みんな靴も靴下も履いていない。裸足なのだ。 裸足なのは朝だけではない。授業中や給食、掃除の時間もずっと裸足だ。


----2014年5月23日 読売新聞(栃木)
三好小学校(栃木県佐野市)
【「はだし教育」 心身に効果】 近くの旧野上小との合併を機に、昨年度から、校内では靴や靴下をはかない「はだし教育」が行われている。児童たちは、5月から10月の間、校内をはだしで過ごしている。

2019年(平成31年)

----2019年4月5日 朝日新聞
笠原小学校(埼玉県宮代町)
【はだしで鍛える体力知力】 宮代町立笠原小は1981年の開校以来、ユニークな「はだし教育」を続けてきた。はだしでも安全に過ごせるように設計・整備された校舎や中庭には、冬でも靴や靴下を脱いで駆け回る児童たちの歓声が響く。はだしの期間は4~11月で、それ以外の寒い時期は児童に任せています。上履きでもよいのですが、上級生を中心に「通年はだし」が多い。



2023年8月13日作成 2024年9月1日更新