新・はだし教育新聞記事

仁井田小学校(秋田県秋田市)

【楽しいよ「はだしの学校」】
秋田市立仁井田小学校。市街地としては恵まれた約七千平方メートルの校庭に、「ワーッ」というかわいい歓声とともに全校児童八百六十人が飛び出してきた。足元を見ると、ほとんどの子がはだしだ。気持ちよさそうに土をけって鉄棒に飛びついたり、ドッジボールを追いかける。体力づくりの一環として「日常生活のなかのはだし生活」を実践している仁井田小では、すっかり見慣れた休み時間の光景だ。●●校長によると、「はだし運動」は五十八年度から。初めは校舎内に限り、徐々に校庭にも広げていった。ことしは四月二十日から十月末までを一応の実施期間としているが、一年中、はだしで通す子もおり、すでにほとんどの児童が自主的にズック靴を脱ぎ捨てている。(朝日新聞秋田版・1985年4月14日)

上山小学校(新潟県新潟市)

【ハダシから探る児童の健康】
同校は、今年五月から「素足の健康づくり」を実践している。「今の子供たちは靴でしめつけられて、足の指が小さくなってしまいがちです。土踏まずの発達も遅れる。はだしになれば足が鍛えられるし、足の裏に集まった体のツボが刺激され健康の増進につながります」と●●校長は、はだしの効用を説明する。「グラウンドの小石が痛い」「ゴミがつくのが気持ち悪い」と感じる子供もいるが、八割の子はすぐに慣れ、今ではグラウンドでの体育もはだし。(朝日新聞新潟版・1984年9月12日)

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2025年1月1日作成